高校の同級生がクライアントの「小平の家」。突然訪れた母親の介護と家づくりの記録です。

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2017年10月5日
地鎮祭を執り行いました。神主さんはクライアントの友人です。鎌倉から来ていただきました。







更地になった状態の敷地境界。昔は敷地と道路は同じ高さでしたが、徐々に道路の方が舗装されていってこの様な状態に。そのため大雨の時には敷地に水が入ってきて浸水する状態が続いていました。今回の新築工事で敷地を道路と同じ高さに揃えるので、今後、ゲリラ豪雨などが来ても心配ありません。


2017年11月3日

基礎工事の様子。







敷地にある井戸。お祓いの後、コンクリート土間で上に蓋をします。黒いパイプは通気管です。



この後、お母さんの入院している病院へ行きリハビリテーション訓練の様子を見学させてもらいました。上棟前に状況を把握するのが目的です。その様子は次の回でレポートしたいと思います。




















2018.02.27 / Top↑
高校の同級生がクライアントの「小平の家」。突然訪れた母親の介護と家づくりの記録です。

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建物の解体が始まりますが
その前に家の片付けです。

数年前に亡くなったお父さんが経営していた工場や、お母さんのものを含めた膨大な荷物を、これから彼1人で片付けなければなりません。

平日はもちろん仕事がありますし、その他に週2回はお母さんの病院にも行きます。そのため解体工事が始まるひと月以上前から毎週末、計画的に片付けを行いました。連日、真夏の暑い日が続く中での作業でした。






片付けのポイントとしては新しい家は今までの住まいの1/3程度の大きさしかないので必要最低限のものだけにすること。特にお母さんの生活は以前とは全く違うので台所用品、食器類、衣類などなど…思い切ってかなりのものを処分することとなりました。




また、彼の希望で造り付けの「お仏壇」は新しい家でも同じような形で再現する事になりました。欄間や扉など再利用できるものは取り外して保管しておきます。





2017年9月9日

片付けも終わり引っ越し当日。彼の仮住まいは近所の月極賃貸住宅です。お母さんの荷物は新しい家が完成するまで運送会社の倉庫で保管するため、通常の引っ越し費用の他に、倉庫の保管料がかかります。モノをかなり減らしたので引っ越しは比較的簡単に終わりました。




お母さんが倒れてから半年ちょっと。いよいよ着工の段取りまで来ました。初めての事ばかりで精神的にも肉体的にもかなり大変だったと思いますが、ようやく着工まで来ました。











2018.02.02 / Top↑
高校の同級生がクライアントの「小平の家」。突然訪れた母親の介護と家づくりの記録です。

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2017年8月3日
建築確認申請書を指定検査機関に提出。



2017年8月某日
ひばりヶ丘の某銀行で『金銭消費貸借契約』
の締結。こちらはいわゆる『ローン契約』です。今回は、お母さんが所有する土地に建てるので、契約にはお母さんの同席、サインが必要となります。また弟さんも相続権があるので契約に同席してもらいました。病院から介護タクシーを使って銀行へ。契約は無事に終わりました。



2017年8月30日
工事見積、解体見積が完了。若干予定よりも金額増となりましたが、いくつかの仕様変更、調整で当初予定通りの金額となりました。





2017年9月9日
清瀬市の木村工業さんにて建築工事請負契約締結。既存建物の解体から工事がはじまります。




2018.01.24 / Top↑

【新年明けましておめでとうおめでとうございます。本年もよろしくお願いします。】


高校の同級生がクライアントの「小平の家」。突然訪れた母親の介護と家づくりの記録です。

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2017年8月はじめ。

分筆完了とほぼ同じタイミングで実施設計が完了しました。5月に提案した基本構想からの変更点はこちら。

【実施設計での変更点】

①スロープの位置と玄関を西側に変更
②玄関扉を引戸とする
③台所脇に下屋(パントリー)を追加
④南側に小さなウッドデッキを追加
⑤一階にクローゼットと仏壇を追加
⑥2階納戸の広さを大きくする







実施設計では主に収納についての検討が反映されています。今後、生活スタイルが大きく変化する事と家の大きさが小さくなるために必要最低限の物以下は引越し・解体までに処分する事にしました。

また、今後の車椅子での生活や手摺など介助に必要なものはこの時点では想定しきれないので、ケアマネジャーと相談しながら徐々にしつらえる予定にしています。


見積は清瀬の工務店「木村工業」さんに依頼。見積予定期間は1ヶ月です。






2018.01.11 / Top↑
高校の同級生がクライアントの「小平の家」。突然訪れた母親の介護と家づくりの記録です。

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分筆の経過について。

今回の土地は50年ほど前に農地の一部を宅地開発した場所の一画にあります。区画内の道路は全て私道なので、分筆を行う場合、隣接するお宅の他に道路所有者の同意が必要になります。



法務局で調べたところ道路の所有者はこの一帯を所有していた地主の方でした。この方は既に他界しているため、それを相続した方を探さなくてはなりません。これが時間と手間のかかる作業でした。



所有者の親族にあたる方が、道路の権利を相続されている事が判明するまでに既にひと月半以上が経過。その後直接お会いして、無事承諾を頂いたので良かったのですが、土地家屋調査士の高橋さんによると、所有者が見つからない場合や、所有者との合意が取れない場合もまれにあるそうで、はその場合は役所との協議によって分筆するようなケースもあるとのこと。


これで道路及び隣地との境界線が確定し、法務局へ届け、2017年8月3日に分筆の作業が無事終わりました。5月1日から始まり3カ月以上かかりました。また、西側の土地を将来売却する時に道路掘削許可の書類も必要なので、そちらの書類も併せて作成しました。








2017.12.29 / Top↑
高校の同級生がクライアントの「小平の家」。突然訪れた母親の介護と家づくりの記録です。

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5月1日に土地家屋調査士の高橋さんに分筆の作業を依頼。並行して基本構想をスタートしました。

まず最初に提示したプランはこちら。
↓↓↓


一階平面図・配置図



二階平面図


【コンセプト】

①4間×3間=12坪の平面。
②玄関へはスロープを設ける。
③一階はお母さんの部屋。車椅子の生活を想定して、できるだけ広くとる。
④一階は一日の陽の変化を感じるために
南側に大きな窓を設ける。
⑤二階はワンルームとしできるだけ大きな納戸をつくる。
⑥日中、介護の人が出入りしても良いように。二階への階段には扉で鍵がかけられる。
⑦水回りは洗面とトイレを一体としシンプルにまとめる。

総二階にすると容積率オーバーになるので一部に吹き抜けがありますが、それ以外はとてもシンプルな案です。また、介護のための住まいですが、あえて特殊になりすぎないように気をつけています。むしろシンプルな「生活の器」となるように、いつも通りの設計をしようと考えました。





2017.12.22 / Top↑
高校の同級生がクライアントの「小平の家」。突然訪れた母親の介護と家づくりの記録です。

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2017年5月1日

新築する方向で決定したので早速、西武池袋線ひばりヶ丘駅前の某銀行にローンの相談に行きました。まずは土地を二つに分筆し、30坪の土地を担保に融資希望額(約2500万円)の住宅ローンが組めるかどうかの確認です。以前から相談している担当の方からは金額に関しては全く問題ないとの事でした。





引き続き、その足で大泉学園にある土地家屋調査士事務所・高橋茂夫事務所さんに伺いました。

そこでのアドバイスは下記の三点。

①半分の土地を売却するのであればローン申し込みの前に分筆をしておくこと。

②土地の境界線を確定させること。

③前面道路(私道)の掘削許可を道路所有者から貰うこと。

時間がないので、すぐに作業に取り掛かってもらうようにお願いしました。まずは土地に関わる「事前調査」から。市役所、法務局などを回ってもらい、登記簿から私道の所有者などを調べてもらいます。

ただし、分筆が全て終わるまでに早くて2ヶ月、場合によってはそれ以上、費用も最低50万円はかかるとのことでした。


この時点で「年内完成」は厳しい状況になってきました…。ですが前に進むしかありません。まずは分筆登記の作業と平行して進められる事を進めておくことにしました。





2017.12.15 / Top↑
高校の同級生がクライアントの「小平の家」。突然訪れた母親の介護と家づくりの記録です。







①『いまの土地と家を処分して駅近くにマンションを買うか?』

早速、駅前の建設中のマンションを検討。広さは3LDK。販売価格は4700万円。(お母さんの希望はマンション生活という事をこの時初めて聞きました。)建物は今年の11月に完成、即入居が可能。土地を売却して購入資金とした場合でも、その後の月々の管理費と駐車場代が気になるところ。



②『家を解体し土地(約60坪)を二つに分割。将来的に半分を売却。残った半分の土地に新しく家を建てるか?』

半分の土地(約30坪)にコンパクトに建てることで建設費を抑える。介護がしやすいような平面計画とする。駐車場は1台確保可能。不安な点としては住宅ローン申し込みから建物完成までの期間がどのくらいかかるか予測しにくいこと。



こうして比較をすると、費用の面で良いのは新築、スケジュールの面で良いのはマンションだという事がおおまかにですが、わかってきました。

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4月13日。
結論が出ました。

「年内完成が可能であれば家を新築したい。理由は少しでも出費を抑えたいから。また将来の自分のためにもバリアフリーの住まいは良いので」

ということで新築の方向で進める事になりました。普段、若原アトリエでは新築の場合、初回面談から完成まで15か月~18か月かかかります。今回はその期間を約半分で行わなければなりません。ですが、今回は「目的」がはっきりしているので、かたちにすることにそれほど時間はかからないと思いました。

問題はそれ以外に「解決しなければいけない与条件」がどれだけあるのか、この時にはまだわかりませんでしたが、とにかくプロジェクトは実現に向けて動き始めました。






2017.12.06 / Top↑
高校の同級生がクライアントの「小平の家」。突然訪れた母親の介護。不安な状況の中で様々な判断を迫られます。





その後暫く経過を見守る日々がつづきます。3月下旬になってお母さんの病状は落ち着き、意識や記憶には問題ないとの連絡がありました。状況としては右半身が麻痺していて、喋ることがやや困難。毎日リハビリを行っているとのこと。


この頃からお母さんが戻ってくる『住まい』をどうするか、今の古い家では介護は無理。病院やその後にかかる金銭的な事を考えてもお母さんの戻る新しい住まいを早く決めなければ、と悩んでいました。


・いまの土地と家を処分して駅近くにマンションを買うか?

・家を解体し土地(約60坪)を二つに分割。半分を売り、残った半分の土地に新しく家を建てるか?


この時は二つの選択肢に絞られていましたが
果たしてどちらがよいのか…メールでは「正直わからない」と伝えてきていました。






2017.11.30 / Top↑
高校の同級生がクライアントの「小平の家」。これまでの彼とのやりとりを少しづつまとめています。



2016年の夏ごろに、まずは資金計画からということでいくつかの銀行へローンの打診をはじめていました。年が明けて2017年。申し込み先の銀行も決まり住宅ローンの仮申し込みに必要な書類のやりとりをしていた時、彼から下記のメールが届きました。

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2017年2月22日

こんばんは。家の新築の話が進んでなくて申し訳ない。この話は一旦、白紙にさせてほしい。

お袋が昨日倒れた。脳梗塞を起こしてしまった。一命は取り留めたが、今後どうなるか。。正直、今は何も考えられない。

お袋が退院したとしても今の家ではなかなか住みづらい環境だと思う。段差がたくさんあるし。バリアフリーのマンションに住み替えた方がいいのか?リフォームした方がいいのか?どうしたらいいか?

まだこれからの話なんだろうけど
今から少しずつ考えなくてはならないんだろうな。

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パート勤務中での出来事でしたので、お母さんはすぐに病院へ搬送されすぐに治療を受けることができました。

その後の連絡では「とりあえず一ヶ月はそこの病院でリハビリ治療をして、それでうまくいけば家に帰って来られる。一ヶ月のリハビリではダメなら転院して専門のリハビリ病院で治療するらしい。」ということでした。


突然の出来事です。
家づくりどころではありません。

とりあえずこの時点ではお母さんの容態が落ち着くまで暫く様子をみることになりました。







2017.11.26 / Top↑