建物は、その「色づかい」によって
大きくその印象がかわってきます。

写真は「八王子のガレージハウス」の施行中に
サンプルを用意して現場で色の確認を行ったときの
ものです。


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左から

・サイディングに現場塗装
・屋根材のガルバリウム鋼板
・店舗用アルミサッシュ
・アルミ製雨樋
・住宅用アルミサッシュ

これらの色のバランスを検討しています。
このときは。できるだけ色調を
揃える事で建物がシンプルに見えるように
と、考えました。
しかし、異なる材料が奇麗に同じ色には
ならないので、外壁の塗装色が
それらをうまくまとめる位置づけとし、
最終的に濃いめのダークセピアになりました。

色をまとめる事は、コストには関係ありません。
上手に組み合わせる事で建物の印象を
かなり良くする事が出来ます。





2011.05.31 / Top↑
写真は実際に建設するまでには至らなかった案の模型です。

都内でよく目にする、大きな土地を分割して
できた20坪強の土地に、建坪10坪強のガレージ付き
住宅です。



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コストの制約が厳しかったので、外装は安価な既製品の
組み合わせですが、たとえそうだとしても、プロポーションで
美しく見せる事に重点を置いて設計しました。
また、手前のわずかなスペースでも植栽をすることで
建物の奥行き感を出そうとしています。



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内部は一階に水回り、二階リビング・ダイニング、
三階が個室2室となっています。
構造的にも壁の位置など、できるだけ無駄無く
コストを抑える事に力を入れました。



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内部空間では、階段室が部屋の一部に感じられるように
計画しています。また、空調効率を考えて
可動式のドアが設置できたり、
煙突効果で自然な換気を促す仕掛け
などが考えられています。

結果、木造3階建てでありながら
想定通り、ローコストでできることがわかりました。
諸事情によって具現化はしませんでしたが
現在設計中の「練馬のガレージハウス」など、
その後の木造3階建ての計画につながる
プロジェクトの一つです。

2011.05.30 / Top↑



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若原アトリエでは
照明計画を行う時に以下の事を心がけています。

・天井面に器具はつけない
・窓の位置となるべく近づける
・光で「居場所」をつくる
・陰影のある光をつくる
・できるだけシンプルな器具を選ぶ

この五ヶ条でしょうか。

住空間において照明計画は
とても重要な要素だと考えています。


2011.05.27 / Top↑
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写真は昨年、高崎にある「井上房一郎邸」を見学した時のものです。
アントニン・レーモンド設計によるもので、もともと麻布にあった
レーモンドの自邸を井上氏の要望で同じ設計を(左右反転したプランで)
高崎に新築したものです。

1952年竣工です。


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建物中央部に庇に守られた半戸外の空間があります。



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この時は「南沢の小住宅」の施主と設計にとりかかる以前の段階に
一緒に高崎に見学にいきました。


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施主と対話をする過程のなかで、一緒に建物を見に行く事で
空間の事、素材の事、ディテールの事など様々なことを
実際の建物を前に、感じてもらうことができます。

建築についてお互いの理解を深める良い機会が増えるほど
良い家づくりにつながると考えています。



2011.05.26 / Top↑
都営大江戸線「汐留駅」です。

設計は建築家 横河健です。

私は大学在学中、そして大学卒業後、横河健に
建築の基礎を教わりました。


この「汐留駅」に私は直接、関わっていませんが
工事途中の現場は何度か見学させてもらいました。



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全体がで統一された空間です。



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光の演出と素材の使い方が特徴的です。




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ルーバーがアクセントになっています。


2011.05.23 / Top↑
「朝日住まいづくりフェア2011」内の展示ブースの
デザインをしました。

株式会社アーキッシュギャラリーの展示ブースです。



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Light Gauge Steel(軽量鋼製下地材)を使って空間を作りました。

L.G.S.は壁や天井に使われる下地材料なので
安価でかつ加工性にすぐれ、強度もあり、
また亜鉛メッキが施されているので
見た目にも美しい材料です。

鉄はリサイクル可能なので、使用後、ゴミになることはありません。

現場には小さな部材で搬入されるので移送コストも安価ですみます。


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ライティングも金属のグラデーションがよくあらわれるよう
計画しました。天井面もL.G.S.の梁です。

面ごとにフラットな場所とルーバーで視線が抜ける場所を
分けています。


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黒い部分は同じ寸法の木材を黒く染めて挟みこみました。
金属の強さを木で和らげ、バランスをとっています。


このような仮設の展示ブースも、きちんと設計することで
安価に豊かな表情をもった空間をつくることができます。


2011.05.22 / Top↑



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写真は「あがり屋敷の家」の玄関から半階上がった
オドリバにあるスペースです。

建築面積10坪の、この家の玄関はとても狭いので
階段で6段上がったこの場所が、ひとつの場所として
機能するように設計しています。

急な来客や、ちょっとした打合せの時に使います。

南側の窓から、たっぷりと光が入り、
会話をするのに丁度良い空間になっています。


2011.05.19 / Top↑
港区六本木にある「国際文化会館」です。

1955年竣工。

設計は前川国男、坂倉準三、吉村順三の共同設計となっています。
宿泊、会議などができるほか、レストランや図書館もあります。

スケールによって次々と現れてくる個々の建築家の個性...
不思議な感覚です。
(まるでオムニバス映画をみているような、そんな感覚です。)

一時期、取り壊しの危機もあったようですが
耐震補強工事等が行われ、2006年に再オープンしたそうです。

大きな庭園や、建物内の家具など、見所の多い建築です。



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2011.05.18 / Top↑


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「小日向の仕事場」は旗竿敷地に建つ住宅です。
写真はその”竿”の内部です。

玄関からつづく階段をあがると、トップライトからの
光が溜まる場所があります。

そこを振り返って脇の通路を通ると
写真手前に「趣味のお酒を集めた場所」があります。

再び振り返ると、奥に「奈落のような黒い本棚の穴」が見え、
その向こうに「借景の樹木」が見えます。

細長い空間に様々な階調の光の場所をつくる事で
狭い中にも「豊かな奥行き」を生み出しています。



2011.05.17 / Top↑
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先日お知らせしました
「建築家9人による公開プレゼンテーション」
に、参加して来ました。

リビングデザインセンターOZONEで開催されている
新築・リフォームフェア2011の連動イベントです。



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今回、「通り土間のあるすまい」の提案をしました。
仮想の住まい手に対する、仮想の案です。
犬と暮らしながら、自転車が趣味の50歳代夫婦という
設定です。



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土間が生活の中心にあるとこで、様々な
場面が生まれる事を期待しています。


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2011.05.16 / Top↑