先日、所沢ビエンナーレ「引込線」2011に行きました。
現代美術の展覧会で2008年(プレイベント)、2009年に
続いて3回目の開催です。

前回の展示会場(旧所沢車両工場)から
今年は旧所沢市立第2学校給食センターに変わりました。


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第二会場・旧所沢市立第2学校給食センター入口


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緑の塗床やステンレス製の配管、機器などがそのまま
残されています。「食」を扱う場所なので全体的に
手入れがきちんとされていたのがわかります。


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素朴ですが、とても「刺激的」な空間です。

規模は小さいのですが、ロッテルダムのファン・ネレ煙草工場
思い出します。機能空間に美しさを見出す事こそ近代建築において
繰り返し提唱されてきた事だからでしょうか...


所沢ビエンナーレ「引込線」2011→公式サイト
会期 2011年8月27日[土]~9月18日[日]:20日間
休場日 2011年8月31日[水]・9月7日[水]・9月12日[月]
開場時間 午前10時~午後5時
開催地 第一会場:所沢市生涯学習推進センター(埼玉県所沢市並木6-4-1)
第二会場:旧所沢市立第2学校給食センター(埼玉県所沢市中富1862-1)
入場料 無料


2011.08.29 / Top↑
「八王子のガレージハウス」が、発売中の雑誌
「カーセンサーEDGE」に掲載されています。

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カーセンサーEDGE (エッジ) 2011年 08月号

リクルートから出版されている雑誌で、輸入中古車の情報誌です。
本が2冊の「ブックインブック」形式で、中の本に取材記事が
載っています。


八王子のカ#12441;レーシ#12441;ハウス_レイアウト

「八王子のガレージハウス」の取材は今回で6回目です。
先日「渡辺篤史の建もの探訪」でも放送されました。
ワーゲンタイプ2、土間の台所、素朴な町家のつくり...など
様々な切り口で取り上げられてきましたが、今回は
「車から見た建築」で文章が構成されているのが
とても新鮮でした。

「タイプ2を住宅にしたかったのだな...」

そんな視点も悪くはないですね。


~「八王子のガレージハウス」掲載誌~

・Yea! (イエィ!)DIME増刊号(小学館)
・LiVES vol.532010年10・11月号(第一プログレス)→リンク
・ホームメイクスペシァリー 和モダンの家(ニューハウス出版)→リンク
・ガレージのある家20(ネコパブリッシング)→リンク
・渡辺篤史の建もの探訪(TV)→リンク


■八王子のガレージハウス

設計データ
家族構成:夫婦+子供2人
延床面積:96.88㎡(29.30坪)
構造:木造2階建
竣工:2010年4月

■工事費内訳
総工費19,500,000円
別途工事費3,200,000円
設計・監理料2,300,000円
総額25,000,000円


設計:株式会社若原アトリエ
施工:アーキッシュギャラリー(東京ギャラリー)






2011.08.28 / Top↑
代官山にある鈴木エドワード設計による
商業ビルです。

かつては「Jean-Paul GAULTIER」の
お店がテナントとして入っていました。

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代官山の再開発が行われる以前は
同潤会アパートとの対比によって、最先端の
イメージでしたが完成から 25年経った今では
逆にこじんまりとした印象です。

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建築に対する考え方、材料の選定、
その表現方法、新たなる様式の模索....

全てが劇的に変化した時代。
1980年代の自由な空気がそのファサードからも
感じる事ができます。

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経済的背景が変化した現在において
改めて「ポストモダン」が問いかける
ものは何だったのかを考える事は
決して無駄ではない気がします。

建築における表現の「自由」とは何なのか...

考えてみたいと思います。




2011.08.26 / Top↑
昨日もご報告しましたが、
「練馬のガレージハウス」無事上棟しました。

本日は、現場で「上棟式」を行いました。

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関係会社の方々が一同に集まり、一緒に
お祝いしました。

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「上棟式」は施主側から工事の労をねぎらって
いただく場と同時に、大切なコミュニケーションの
場でもあります。短い時間ですが、お互いの
顔を見ながら話をする大切な時間です。

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最後に全員でお弁当をいただきました。
季節を感じられる美味しい食事でした。

12月の完成に向けて現場が一つにまとまるよう
頑張りたいと思います。

2011.08.26 / Top↑
「練馬のガレージハウス」

無事に上棟しました。

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最上階の「南北の抜け」は想像以上に良い景色です。
風も抜けて心地よいペントハウスになりそうです。



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ガレージの部分は梁がリズミカルに見えます。

約18坪の敷地に木造3階建。
建築面積10坪、延床面積が約30坪の小さな住宅ですが
階ごとに明確に分かれた機能と、それぞれ異なる
空間の特徴があるので、全体として
変化の多い楽しい建物になりそうです。

2011年12月竣工予定。

施工:アーキッシュギャラリー:東京ギャラリー



2011.08.24 / Top↑
「練馬のガレージハウス」です。

現場は順調に進んでいまして、明日から
建て方の作業に入ります。

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現場は基礎が終わり、土台を取付けて
足場を建てた状態。

最近の木造は「プレカット工法」といって
工場で材料の加工を行うので、現場では
あっという間に組み上がって行きます。
この現場も一日で組み上がる予定です。

組み上がった時には、設計中考えていた
「スケール感」を確認することができるので
とても楽しみです。


施工:アーキッシュギャラリー:東京ギャラリー


2011.08.23 / Top↑
今日から、練馬でマンションのリフォームの
現場がはじまりました。

自然素材をテーマに、小さな男の子二人と暮らす
家族四人の住まいです。壁には漆喰、床には無垢板と
通常のマンションにはない、「戸建て感覚」の空間づくり...
子供の成長を見守る大切な器としてのリフォーム計画です。


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その子供たちが引っ越し前の「思い出」として
壁に絵を描きました。

今までは汚してはいけない壁に、自由に絵を描きました。

まさに「小さなこどもアート」です。

この自由な感性を大きくのばしてあげられるような
本物の素材を使った、おおらかで優しい空間を
実現したいと考えています。



2011.08.22 / Top↑
先日、古川泰司さん設計「suijin_House」
の見学会にお邪魔しました。


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建築面積10.5坪と、とても小さな「都市型住宅」です。
木や和紙といった柔らかな素材感が印象的です。

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ロフト空間も「部屋」としてしつらえる事で
心理的な広さを生み出していました。

この規模の設計では「物理的な大きさ」に限界が
あるので必ず領域が「重なり合う」のですが、
二階の主室では、その重なりが無理なく、
とても自然に感じられました。

柔らかな素材感と適度な領域によって
小さくても大きな「豊かさ」をもって
生活する様子が想像できる住宅でした。



2011.08.21 / Top↑
建築家「本野精吾」の設計した住宅。
京都市内に建てられた京都高等工芸学校の
校長先生のお宅です。

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とても大きな住宅です。
写真は北側の裏手にあたる部分で、正面は
外からですとほとんど見えませんでした。

設計者は最近まであまり取り上げられる機会が
少ない建築家でしたが、
「藤森照信の原・現代住宅再建」や、
「INAX REPORT171」、そして
昨年の京都工芸繊維大学での回顧展によって
今では広く知られています。

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こちらの住宅の注目する点としては、
その構造(工法)と表現にあります。

構造は「鎮ブロック」と言われるRCブロック工法です。
ここで詳しくは書きませんが、近代化の流れの中で
中村鎮によって研究、考案された工法です。

むしろ注目するのはその工法を
「素のまま」とした表現にあると思います。

時代背景としてはモダニズム建築は
ほとんど「白く」「フラット」に仕上げられています。
しかし、この建築家はあえて「素材のまま」としました。

新しく研究開発の途上にある工法が故に、
むき出しのままにする方が「明快」であると考えたの
かもしれませんが、「素材をそのままに表現」したことで
不思議とモダニズムと「和」的な感性の融合を感じる事が出来ます。




2011.08.19 / Top↑
前回に続き「自由学園南沢キャンパス」より
「女子部」の建築についてです。

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女子部食堂
設計:遠藤新
竣工:1934年
※東京都選定歴史的建造物

ちょうど、食堂は耐震補強工事の最中でした。
外観の印象は目白の「明日館」を思わせる事は
間違いないのですが、左右に取り付いた瓦屋根の
下屋部分や基壇のデザイン、スケール感といった
ところに遠藤新独自の設計手法がみてとれます。

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食堂から連続する校舎は木造のシンプルな
デザインです。自由学園では建物や庭などの
手入れは生徒自らが行う伝統とのこと、
隅々まで丁寧に使われているので年月が経った
現在でもいきいきと使われている事がわかります。

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女子部講堂
設計:遠藤新
竣工:1934年
※東京都選定歴史的建造物

女子部講堂のデザインは「自由学園目白講堂」や
「真岡尋常高等小学校講堂」のデザインと共通点が
多く見受けられます。

ここでは起伏のある地形を生かしたアプローチや、
平を強調したデザイン、和と洋のバランスで言うと
やや「洋」が強く感じられる中での「日本的寸法感覚」
で設計されている点が空間として秀逸です。



2011.08.19 / Top↑