日野市で施工中のT邸です。




写真は敷地内にあった古い平屋の「はなれ」を解体したところです。奥が既存の住まいで、離れと接続されていたため、外壁の一部はこれから新たに作り直します。



今回、思い切って離れを解体し、随分と敷地内の雰囲気が明るくなりました。敷地の南に建てられた離れによって母屋への採光は遮断され、風の抜けも悪く、外部に湿気を溜め込むような状態となっていました。なので、リフォームの設計依頼にも関わらず、この離れを「解体」する提案をしました。そして、解体後は基礎を利用してウッドデッキとする…基礎まで解体しないので、大きなデッキスペースが安価にできると考えたのです。


このようにリフォームを考える時、「足し算」することだけではなく、「引き算」も考えながら計画することが大切だと思います。「引く」ことで劇的に変化する事があるからです。


工事が終わる初夏には、とても気持ちの良い外部空間が完成することでしょう。





既存母屋の中も順調にリフォームは進んでいます。

2012.03.27 / Top↑
先日、板橋区立美術館での「安野光雅の絵本展」に行きました。

板橋区立美術館は毎年開催されるボローニャ国際絵本原画展や、ディック・ブルーナ展など楽しい企画の多い美術館です。





建物は1979年竣工。設計は村田政眞氏。この他には駒沢オリンピック公園総合運動場の設計を手掛けられた建築家です。




本展の会場の展示は小泉誠氏。
小規模ながらも内容が濃く、多くの来場者で賑わっていました。
しかし、安野光雅さんの人気は本当に凄いものです。小さな美術館という事もありますが…人が溢れるほどでした。



区立の美術館というのは、板橋の他には練馬区美術館、世田谷区美術館、渋谷区松濤美術館、品川区O美術館、目黒区美術館と、以外に多くはありません。こうした区立美術館は規模は小さいのですが、個性的な企画が多いように思います。良い企画の展覧会には、なるべく足を運びたいと思っています。
2012.03.27 / Top↑
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写真は都内某所にある遠藤新設計の個人邸です。
竣工は大正13年(1924年)です。
F.L.ライト設計の「帝国ホテル」完成の翌年、
A.レーモンドの「霊南坂の家」と同じと考えると...驚きです。


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当初は平屋として完成し、後に2階部分が増築されたそうです。
今回、幸運にも内部を拝見させて頂くことができました。

平面計画がとても大胆で、廊下が無く、諸室が連続して続いてゆきます。
そこに様々な高さ(床及び天井の変化)が加わり小さな住宅の中に
とても豊かな居場所を生み出しています。

空間のメリハリと、水平を強調したデザインの伸びやかさ、
程よく装飾的な開口部、そして和と洋が大胆に共存している...
現在も個人邸としてお住まいなので「生きた建築」として拝見できた事は
とても貴重な体験となりました。


2012.03.21 / Top↑
現在、都内でリフォームの現場が進行中のT邸。内部の解体工事も順調に進んでいます。

着工したての今の時期に、解体してみてわかった事を踏まえ若干の設計修正と共に、色や材料など「イメージ」の組みたてを一気に進めます。

そして、その延長線上に「家具」の存在があります。空間のイメージは家具によって大きくかわるので、この段階で新たに購入する家具の確認をお願いしています。

今回は新宿にあるACTUSにお邪魔しました。



実際に家具に触れたり、座ったりしながら、図面と模型と素材のサンプルを並べてみて、デザイン、寸法、感覚、好みなどをトータル的に確認、共有してゆきます。






住宅に家具は不可欠な要素です。美しい家具とバランスのとれた空間との調和が、日常生活に豊かさをもたらすと考えて設計しています。
2012.03.18 / Top↑
先日、私の恩師である横河先生の初めての作品集が出版されました。
写真はそれを記念して先生のオフィスで行われた食事会の様子です。

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横河先生と私は大学2年生の時に初めてお会いしました。今から20年以上も前の事です。
その後、大学卒業と同時に私は「横河設計工房」に入社しました。
在籍は1994年から2000年までの6年間。個人住宅(余白の家、グラスボックス)から
公共建築(埼玉県環境科学国際センター、0123はらっぱ)など様々な設計をお手伝いさせていただきました。

今回の作品集は別荘が比較的多く、ランドスケープと建築の関わりを強く感じることができます。
もちろん、内部空間も以前と変わらず密度の濃い設計です。

横河先生はいつも「モノづくりはコトづくり」とおっしゃっていました。
モノづくりにかける情熱や姿勢について多くの事を教わりました。
今回の作品集は先生の建築を通じてのモノづくりに対する情熱が
ギュッとつまった一冊になっています!必見です!

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KEN YOKOGAWA―landscape and houses [大型本]
横河 健 (著), 矢萩 喜從郎 (編集), 新建築社 (編集), 横河設計工房 (編集)
価格:¥ 5,250




2012.03.16 / Top↑
東京都日野市でリフォームの工事が始まりました。
木造二階建ての一戸建ての内部を全て変更します。

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着工と同時に構造体の確認を行いました。
木造の改修の場合はできるだけ既存の柱を変更する事なく
計画するように心がけていますが、やむなく撤去する場合は
仮に設計を行っておいて、最終的に現地を解体した段階で判断するように
しています。(今回は、すべて想定の範囲に収まりそうでした。)

玉井邸内観パース

その結果を踏まえて先日、改めて計画のプレゼンテーションを
行いました。素材や色等をこれから最終決定してゆきますが、
同時に置き家具の選定を行います。

ですので、素材のサンプルを持参して次回は
家具のショールームで打合せです!

2012.03.12 / Top↑
先日、「練馬のガレージハウス」にて車の雑誌の撮影がありました。

年末にお引き渡し依頼、約三ヶ月ぶりの訪問となった今回、撮影の立会いと同時にこの御宅での生活の様子を拝見できるのを密かに楽しみにしておりました。



当日はあいにくのお天気でしたが光の加減としては好都合。順調に撮影が進むその脇で…クライアント御夫妻とワインを飲みながら…美味しい料理を頂き、昼から暗くなるまで空間の変化を感じつつ、ゆっくりとお話をお伺いすることができました。





住まいが完成しての感想は…
身体にピッタリ、サイズの合う動きやすい服を着たような心地良さ…とのことでした。また、生活の中での様々な価値観の「中心」ができたことで、より思考がクリアーになり生活にが楽しくなったそうです。

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他にも素敵なお言葉を沢山頂きました。帰り際にはすっかりワインで出来上ってしまいましたが、まるで楽しい夢のような至福のひと時でした。
2012.03.11 / Top↑
先日、「千石の住まい」において住宅雑誌の撮影がありました。
竣工から既に3年が経ち、「生活のにおい」が程よく住まいに馴染み始めた頃です。
完成後間もない頃の、「ピンと張りつめた新しいにおい」も、それはそれで良いのですが
やはり住まいは住み手の色が出始めてからの方が断然魅力的です。

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写真撮影は毎回、クライアントにはお手間をとらせてしまい
本当に申し訳ないのですが...実はこういったチャンスを通じて半日、そのお宅でゆっくり
その家の「住まい心地」を味合わせて頂いております。

誌面については発売になりましたら
また改めてお知らせ致します。

2012.03.05 / Top↑