目黒区美術館ボランティアチームによる村野藤吾設計:千代田生命本社ビル(1966年竣工 現・目黒区総合庁舎)の建築ガイドツアー、初日が無事終わりました。
昨年は震災がありお休みでしたので、二年ぶりのツアーです。



今回も大勢の方に起こしいただきました。ありがとうございました。



このツアーは必ずしも専門家を対象としているものではありません。ですから建築について全く知識のないことを前提としてご案内しています。毎回、ツアーガイドをしていて…最初緊張感している参加者の皆さんが、どんどん村野藤吾の建築に引き込まれて…90分のツアーが終わる頃にはすっかりその思想や設計に魅了されてしまいます。現代建築の一級品!やはり「建築力」が違います(笑)



「完全な形」で残っているとは言い難い建物ですが、点と点を繋ぐようにイメージを補完しながら歩いてゆくと、建築家が何を考え、そこに何があったのかが見えてきます。そうした建築の見方を学習するのも、このツアーの楽しみの一つと言えるでしょう。



今年は残り三回の開催となりますが、すでに定員いっぱいとなり、申し込みは締め切られたそうです。もしどうしてもという方がいらっしゃいましたら、私のほうにメールください。若干名でしたらご相談に応じますので。

日程:
5月6日(日)
5月18日(金)
6月2日(土)
各日13:30~15:00

参加費:500円
(保険、資料代を含みます)
2012.04.28 / Top↑
現在発売中の雑誌
「マイホームプラス VOL.28 2012 SPRING」
「千石の住まい」が掲載されています。

「長く快適に住まえる間取り」という特集で千石の住まいの「混構造」を中心に、
竣工から3年建つこちらの住まいの様子をレポートしていただきました。

その記事を書いて頂いたライターの松川絵里さんとは、実はご縁がありまして、
初めてお会いしたのが今から16年も前になります。
当時、松川さんは建築資料研究社で「住宅建築」の編集をされていて、
私が担当した住宅(余白の家:横河健)の取材でお世話になりました。

…………その後…………

ずいぶんと月日が経ち
昨年、ニューハウスの取材(八王子のガレージハウス)で偶然!に再会しました。
そして今回もまたまた偶然なのですが、「マイホームプラス」でご一緒する事ができました。

住宅の設計を長く続けていると多くの方とお会いする機会がありますが、
そのなかで、こうした再会があることはとても嬉しいものですね。
とてもご縁を感じる今回の取材でした。

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2012.04.25 / Top↑
先日、栃木県にある「四季の森デンタルクリニック」へ行きました。
こちらは私が設計し、2006年に完成した建物です。
(竣工時の様子はこちら

今回は開業6年目を迎え、現地にて
メンテナンスの打ち合わせを行いました。

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建物は木造平屋建て。平坦な田園風景の中、
「四季の森」という住宅団地の一角にあります。

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街道から見たときのランドマークとなる事、そして住宅街には
親しみやすい公民館のような場所となる事を意図して設計しました。

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内部へ入ると均等に並んだ木造のフレームが...
柱、梁とも全て10.5センチ角です。
細い「線」としての材料がくみ合わさる事で
おおきな「面」の空間をつくりだしています。

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東側の面は全てガラスです。外の樹木と遠くまで続く田園風景が
水平に広がります。

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診察室側は使い勝手を重視し、コンパクトな動線計画としました。

完成からもうすぐ6年が経ちますが、とても大切にお使いいただいています。
大きな問題もなく、今回の点検は終了しました。
年月を経て、外装(ジョリパット)は汚れが目立つようになってきたので
高圧洗浄を行うか、これから検討したいと思っています。


ここでは毎年、近隣の子供達を集めて様々なワークショップが行われています。
単に治療という事ではなく、予防という観点から子供達を対象とした
このような試みはとても意義のある事だと思います。

まさに地域に開かれた「公民館のようなクリニック」となっていました。







2012.04.22 / Top↑
本日発売の新建築住宅特集に「南沢の小住宅」が掲載されました。

新建築住宅特集201205


今号は「小さいことへのアプローチ」という特集です。
様々な条件での小さな住まいが16軒。
巻頭は私の師匠、横河健の住宅。今号では唯一の「別荘」建築です。

その他は都市型の小住宅が中心となっています。敷地の面積が10坪~15坪のところに
建築面積が8坪前後という設計が10軒。(最小は乃木坂ハウスの6.7坪)
「物理的な大きさ以上に広がりのある空間を確保する」という狭小住宅の課題を
スキップフロアーの採用、窓の位置の工夫、吹き抜けを設ける、高い天井をつくる等々
の手法を用いて解決し、さらに都市に住む事の「楽しさを発見」できるような仕掛けが
溢れています。

そのなかで私の「南沢の小住宅」の位置づけは「郊外型の小住宅」だと考えています。
33坪の敷地に15坪の小さな住まいを建てる事の意味...それは
郊外型の住宅において部屋数や部屋の大きさを求めて建ぺい率いっぱいに
建物を建てるのではなく、ゆとりをもった「小さな家」をつくるという選択肢も
あるのではないか!ということです。

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今回の特集を見て、ここにに示されているような都市住宅での様々な設計手法が、
「郊外型の住宅」にも広がってゆけば…これからの「住まいのかたち」の可能性は
さらに広がるのではないかと思いました。

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2012.04.19 / Top↑
先日、目白通りを歩いていると、何やら大きな施設が目に止まり、中を覗いてきました。



「アイテラス落合南長崎」

大江戸線の落合南長崎駅に直結した商業施設で、先月オープンしたばかりとのこと。規模の小さなショッピングモールです。小規模ですが様々なテナントが入っていました。




元々、この辺りは大江戸線ができるまではアクセスの不便な場所でした。施設の裏側、西落合一帯は一区画の大きな昔ながらのお屋敷が多い静かな住宅街です。



建物からはこの地域のシンボルである「野方配水塔」(1929年竣工)が大きく目の前に見えました。この辺り一帯が区内でも珍しい低層の住宅街だと…改めて感じる風景でした。
2012.04.17 / Top↑
現在発売中の「ガレージのある家24:ネコ・パブリッシング刊」に
練馬のガレージハウスが掲載されました。

そのときの撮影の様子はこちら

そして今回は...

表紙に写真が使われています!

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正面のガレージ扉を開いた夜景の写真、
車とオートバイがしっかりと写っています。
(ネコ・パブリッシングの竹内さん、お世話になりました!)

中の記事もこの建物の特徴を良く解説していただいています。
是非一度、覗いてみてください。





2012.04.15 / Top↑
現在、川崎で進むリフォームの現場について。



こちらは建築家の西野善介氏が70年代に設計した住まいです。元々、二世帯として計画された住まいですが、今回はライフスタイルの変化に併せてキッチンを中心とした若干のリフォームを行います。



今回はほとんど元の設計に手を加えず設備の更新だけにとどまりました。元々の設計思想がとても豊かなので、30年以上の月日が経ってもその輝きは失われていません。

建築家の思いと共に…クライアントが実践する「豊かな生活」がとても印象的な住まいです。
2012.04.12 / Top↑
春の陽気の中、日野のリフォーム現場から、生田の同じくリフォーム現場へ移動。多摩モノレールを使うと短時間で移動ができました。暖かいので現場の打ち合わせも穏やかです(笑)



写真は多摩センター駅近くの桜並木。
上からこの様な満開を見たのは…始めてかもしれません。ちょっと不思議な?光景でした。
2012.04.10 / Top↑
四月も二週目を迎え春らしい暖かさになりました。気持ちの良い陽気です。街にも活気が出てきました。これから暫くは散策や路上観察にはとても良い季節です。


早速、自宅から歩いて目白駅周辺へ…
先月、駅前に京都の「寛永堂」という和菓子屋さんがオープンしていました。丹波の黒豆を使った羊羹や饅頭のお店だそうです。





山手線沿いの土手には薄紫色の花、紫金草(むらさき花だいこん)が一面に咲いています。





目白から池袋へ向かうと、西武線の下をくぐります。ちょうど特急レッドアロー号が通過。初代レッドアロー5000系の塗装に変更した「レッドアロークラシック」です。





そして遠藤楽設計、婦人の友社。1963年竣工。自由学園明日館の向かいです。まさに春!桜が満開でした。

2012.04.09 / Top↑
今年で8年目を迎えます!目黒区美術館ボランティアチームによる村野藤吾設計:千代田生命本社ビル(1966年竣工 現目黒区総合庁舎)の建築ガイドツアーが4月,5月に開催されます。昨年は東北の震災があり実施されませんでしたが、今年は例年通りの開催が決まりました。私もボランティアスタッフとして参加、ツアーガイドをします。

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旧千代田生命ビルは村野藤吾の代表作の一つです。傾斜のある敷地を生かしたランドスケープと一体になった構成、アルミキャストによるファサードの表現、細部に至るまで徹底したデザイン思想、そしてビルの中に組み込まれた「村野流」の茶室など見所満載の建築です。現在は目黒区総合庁舎としてその用途が変わっていますが竣工当時から変わらぬ部分も多く皆さんに楽しんでいただけるツアーとなっています。

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お申し込みは目黒区美術館のページにて受け付けています。
ご興味のある方は是非ご参加ください。

リンク→目黒区美術館:目黒区総合庁舎 建築ガイドツアー

日程:4月27日(金)、5月6日(日)、5月18日(金)、※6月2日(土)
各日13:30~15:00
※子どもコースは6月2日(土)のみ実施
対象:一般(中学生以上)、子どもコースは小・中学生(家族の同伴可)
定員:各日先着70名、子どもコースは20名
参加費:500円(保険、資料代を含みます)
申込締切:先着順。定員になり次第HPに掲示のうえ締め切ります。

2012.04.08 / Top↑