若原アトリエで設計した栃木県の歯科医院
「四季の森デンタルクリニック」
2006年8月竣工なので、もうすぐ丸6年が経とうとしています。

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今回、外壁の「ジョリパット」がだいぶ汚れて来たので
一番汚れの目立つ北側外壁を高圧洗浄する事になりました。


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こちらの面は隣接する飲食店の駐車場に面しているので
排気ガスの汚れがつきやすくなっています。また、排気口からの
汚れも目立っていました。

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足場を建てて、作業開始。まずは洗浄液を塗布して一時間ほど待ちます。
その後、ポンプで加圧した水を吹き付けます。
このとき、あまり一カ所に集中すると外壁のモルタルごと壊してしまうので
優しく、まんべんなく滑らせるように水を吹き付けます。

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右側が汚れの落ちた状態。だいぶ奇麗にはなります。

このようなアフターメンテナンスは新たな設計の為の
大切な勉強の機会になります。大切に建物をお使い頂いている
クライアントに感謝です!!


2012.06.30 / Top↑
先日建築雑誌の取材で、久しぶりに「南沢の小住宅」へ...

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竣工してちょうど一年を迎えるのですが、外の木々が大きく成長していました!
道路との隙間、わずかな幅の細長い場所が立派な「お庭」になっています。
大小、様々に成長する沢山の種類の木を植えたのですが、バランスよく建物と調和していました。

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このお庭は「庭工・永久保」の永久保さんによるもの。

その時の打合せの様子は>こちら

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木々の生長によって一年という時間と、落ち着いた佇まいを感じる事が出来ました。
2012.06.29 / Top↑
現在、都内でリフォームの現場が進行中のT邸。大工工事もほぼ完了。週末にはこの設計の目玉であるキッチンが搬入されます。



一、二階共に回遊できるプランになった今回のお宅。打ち合わせの時はいつも小さな男の子が楽しそうに走り回っています。



来月完成予定です。
2012.06.27 / Top↑
ギャラリー上り屋敷からの
インフォメーションです。

川合智美個展「ひとめぼれ」
150匹のかえるたち



2012年6月25日(月)~30日(土)
13:00~18:00
(最終日は17:00まで)

”なんかきもちわるい?いや、誰かの表情に似ているかも。”

生活感があり、表情の愉快なフィギュアたちが、
皆さんのおうちに行けるのを今か今かと待っています。
この機会にどうぞお楽しみください。

2012.06.25 / Top↑
先日、神保町に打合せに行きました。
ここには地下鉄の駅と岩波神保町ビルが直結していて、10階には「岩波ホール」があります。


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その地下鉄へ下りる階段の所にある石の壁面。
上からは自然光が入り、美しい表情を見せています。


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細部を見ると、ところどころ石に筋が...
これはおそらく石を切り出す時にドリルで孔をあけて、ノミで割った時の跡だと思われます。その「端材」をあえて全体のアクセントとして利用しているのが面白いですね。



これと同じような表現を村野藤吾の「千代田生命本社ビル」の茶室にも見る事が出来ます。

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写真手前の足元..わかりますでしょうか?
他にも”つくばい”のところなどにも同様の表現が用いられています。


この神保町のビルは「岩波不動産神保町ビル」という名称で1968年竣工のようです。
(ちなみに千代田生命は1966年竣工。)
設計は芦原義信。銀座のソニービルの設計で知られています。

異なる場所、異なる設計の建築ですが、
「同時代」の「同様な表現」...歴史を感じる小さな発見でした。


2012.06.12 / Top↑
前回の上野Sビルに続いて、渡邊洋治設計のMビルを見てきました。
JR新橋駅からほど近く、大きな通りに面しています。竣工は1970年。

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前回のMビル以上に地味な印象...新宿の紀伊国屋ビルのようなカタチ?ですし、
この設計者独特のおどろおどろしさが全くありません。



と思いながらも正面ルーバーのところを眺めていると...
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黒い「線」によって作られる面!
この建築家特有の「黒マジック」によるドローイングとイメージが重なります!


マジックでパースを塗りつぶすので「マジラ」と呼ばれた渡邊洋治。
都会の中心に今もその記憶がかすかに残っています。







2012.06.08 / Top↑
山梨、甲府の建築についての続き...

写真は「山梨県立美術館」設計は前川国男です。
1978年竣工。ミレーのコレクションで有名な美術館です。

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外観は西洋美術館を思わせるプロポーション。ピロティ下が低く、バランスの良いエントランスです。


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ファサードに2カ所ある窓が印象的。この時期の他の建物にはあまり見られない曲線を用いた窓のディテールです。66年竣工の埼玉会館のバルコニーの曲線のような印象。


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裏側の窓のデザインも秀逸です。外壁とコンクリート打放しのバランスが端正な表情を生み出しています。


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外壁は前川事務所おなじみのレンガタイルをコンクリートに埋め込んだパネルを使っています。中央の「縦ボーダー」とパネルを数センチ”ずらす”事によって、外観の表情がとても豊かになっています。こういった細かな配慮によって建物の印象は大きく変わってきます。





全体としてそれほど大きな施設ではありませんし、同じ時期にもっとおおきな美術館を沢山設計しているので、前川事務所の"代表作"ではありませんが、この規模ならではのディテールに対する細やかさが感じられる、気持ちのよい建築でした。


*おまけ*

ホールにある椅子とスツールも前川事務所のデザインです。
30年以上、大切に使われているのがわかります。

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2012.06.07 / Top↑