ギャラリー上り屋敷からの
インフォメーションです。



『篠原麻耶子 個展』
深みのある色に染め上げ、あるべき姿形になって配置されてゆく。迷いのない、大胆で独特な質感を作り出す彼女の作品を見ているとそれがもともと一本の糸で織られた一枚の布であることを忘れてしまうのです。そんな彼女の作品、綿や麻など自然素材を使った、様々なテキスタイルが揃います。



会期中には、いろりカフェの珈琲と、目白かいじゅう屋のパンが召し上れます。パンのある日は、29日(水)、31日(金)、1日(土)です。

2012年8月27日(月)~9月1日(土)
13時~18時(最終日は17時まで)


場所:ギャラリー上り屋敷
住所:豊島区西池袋2丁目32-6
電話:03-5951-3666

2012.08.31 / Top↑


写真は大田区の洗足池のそばにある登録有形文化財、鳳凰閣(旧清明文庫)です。完成は昭和8年(1933)。先日見た行田の武蔵野銀行は昭和9年完成なので、ほぼ同時期のコンクリート造の建物です。



こちらはその建物の玄関床タイルです。このようなタイルを用いた「図案的表現」これもまた「建築表現」の一部なんですね。
2012.08.27 / Top↑
先月号に引き続き、新建築住宅特集9月号の4~5ページ【ディスカッション】というコーナーに『南沢の小住宅』が取り上げられています。三尺(910㎜)モデュールをテーマにした議論を行っています。


新建築201209

また、キッチンの小特集(146~147ページ)にも『南沢の小住宅』が載っています。
本掲載の時とは違ったアングルの写真です。是非ご覧下さい。

2012.08.22 / Top↑
山あいの集落に何気なくある建物に目がとまります。土着的素材、工法、形態であり心に響く「風景」をつくりだしています。



環境は異なりますが現代の都市における住宅であっても…歴史を学び、文化という時間の延長上にある「心に響く建築」を設計したいと思っています。
2012.08.21 / Top↑
今日は午前中に多摩センターで打ち合わせ、夜から行田で打ち合わせということで、昼間の時間が空いたので町田~八王子付近の建築をいくつか見てまわりました。

今は夏休みということもあり見学は無理かと思ったのですが多摩美術大学キャンパス内の図書館を外観だけ見ることができました。



設計は伊東豊雄氏。
今から5年ほど前の完成です。

実際に見て(外観だけですが…)感じたのは立面の不思議さです。平面が変形しているので、当然立面は「曲面」なのですが、そこにプリントされたような「アーチ」のモチーフが「面」を打ち消し「線」でも「面」でもない曖昧な立面を生み出していました。



この建物は立面(ファサード)によって表現されるという、当たり前な事を見事に裏切っています。おそらく多くの人が初めて体験する感覚だと思います。新しい発明とも言えるでしょう。



内部の事や床の変化、素材やディテールなど語るところはたくさんありますが、この立面をカーブさせてアーチと組み合わせ、面と線を逆転させた発想がこの建物の一番の魅力だと感じました。

これは真に「新しい建築」だと思いました。
2012.08.18 / Top↑
先月、東北の民家調査に参加しました。豪農の住まいや蔵などを実測調査し、作図を行います。



普段の設計活動とは全く違う仕事ですが、優れた建物に直に触れる事は、時間を超えて建築と対話をすることができます。そこには普段自分が迷い悩む事と同じ葛藤があったのではないかと思える場面がたくさんあります。人の生活というのは長い年月の中でも大きくは変わらないものだと、建物が語りかけてくるようでした。
2012.08.16 / Top↑
お盆休みに入りましたが、
皆さんいかがお過ごしでしょうか?
毎日まだまだ暑い日が続きますね。

さて、写真は渋谷駅です。
床のタイルのパターンが気になって撮りました。



1970年代のものですかね?あちこち改装されているので部分的に残っているという現状です。どなたのデザインかは不明です。

これを見て思うのは…
少し前まで、これくらい派手な
色使いは街中にたくさん見られたのですが、最近はどこも「シンプル」なものばかり…もちろん、シンプルが悪いと思っている訳では無いのですが。
ただ、デザインってもっと楽しくてエネルギーを生み出すものだよなぁ~と、思うのです。

カタチをつくることに
臆病になってはいけませんね。
最近、なんとなく繰り返し
自分に言い聞かせています。
2012.08.13 / Top↑
4.5mの長さのキッチンを中心とした戸建住宅の改装工事が先日無事完成しました。






Photo by Kai Nakamura
2012.08.07 / Top↑
目黒区美術館主催の建築セミナーのお知らせです。


<長谷川堯の建築セミナー 10回シリーズ>
村野藤吾から20世紀建築を視る―複眼的近代建築史のこころみ

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建築評論家・長谷川堯氏が村野藤吾について、
さらに20世紀の建築についての10回連続講演会です。
(楽しみです!)

現在、最初の5回分の参加者募集を行っています。
各回、定員70名。先着順ですので早めにお申し込みを!

1.複眼的近代建築史について―目黒区総合庁舎(旧千代田生命本社)の魅力
9月1日(土)

2.戦後村野の出発点―「世界平和記念聖堂」をめぐる考察
9月16日(日)

3.村野藤吾の<現在主義>と戦後日本の<近代主義運動>との対立
10月21日(日)

4.村野藤吾の「和」の本質―自邸を中心に彼の和風建築をめぐって
11月3日(土)

5.ディテールにやどる魂
11月18日(日)

詳しくは下記HPをご覧下さい。
→目黒区美術館





2012.08.03 / Top↑
東北自動車道の加須ICをおりてすぐのところにある
「埼玉県立加須青年の家」です。
設計は坂倉建築研究所。

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坂倉建築研究所は坂倉準三氏が1940年に開設した事務所です。
1969年に坂倉氏が亡くなった後も設計思想は受け継がれ、多くの
公共建築や住宅等がつくられてきました。

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この建物が完成したのは1985年。
「バブル景気」や「ポストモダン」といったキーワードで語られる時代です。

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建物の外装に使われているのは「ラスタータイル」という玉虫色に光る
高級特殊タイルです。(ここではさらに特殊な加工がされています。)

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メリハリのあるスケール感、つくり込んだディテール、内外装のグラフィカルな表現など
時代の転換期の中で「新しい表現」を模索しているのが良くわかります。

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”贅沢”で”派手な印象”と言われやすいのが「80年代建築」ですが今、改めて見ると不思議と味わい深い印象を受けます。それは全体から細部に至るまで「脱モダニズム」に向けた膨大な思考の積み重なりによるものなのでしょう。とても「重く」て「厚み」のある建築でした。



2012.08.02 / Top↑